
この小さな2つの部品、自転車用なのですが、何に使うかわかるでしょうか?
ストレート系ハンドルのグリップの内側に装着すると、ほんの3cmほどの突起が出来ます。この突起があるだけで、ハンドルのハンドポジションに新しいバリエーションができるのです。
通常は親指は下側に来てハンドルバーを握りますが、TOGSを付けたハンドルでは、突起に親指の股を引っかけるようにすることで通常よりリラックスしたポジションを取ることができます。親指を下に回さず、手のひらをグリップの上にナチュラルに乗せた状態で、安定して走ることができます。
ストレートバーは握るポジションのバリエーションがあまり多くないために、ライダーによっては長距離を走ると手が疲れることがあります。それに対するソリューションとして、ハンドルバーの両端にバーエンドバーを付ける場合もありますが(それだけが目的ではないですが)、バーエンドバーはそれなりに大きさがあり、また、そのポジションからはブレーキに指が届かないというデメリットがあります。
TOGSのいいところはホントに小さくて軽いこと(実測で片方8g)。これだけ見ると、こんなささやかなものでポジションが変えられるとはちょっと想像できませんが、実際にポジションのバリエーションが増えること。そして、そのポジションからブレーキレバーを引けるということです。
また、このポジションで登りに入っても、TOGSの突起があるせいで手がすっぽ抜けることをある程度防いでくれるので、登りに入って前荷重にしたり、後ろに強くハンドルを引いたりしても安心してライディングできるというメリットもあるようです。
MTBでオフロードを走るときはもちろん、クロスバイク、パスハンターなどでのツーリングの際にも、小さいわりには意外と大きな効果が期待できると思います。
- 製品名
- TOGS
- メーカー
- TOGS, LLC
- 価格
- ¥3,690
- 購入
- オルタナティブ バイシクルズ