
そういえば、なぜいままで一般的ではなかったのでしょう? そんなことをアウトドアに求めるのは――特にオートキャンプとかでなくて、山やトレイルで使う軽量テントにそれを求めるのは――、なんとなく邪道なような気がしていたから、でしょうか?
Big Agnesがテントに室内照明を付けてしまいました。テントは多くの場合、一夜を過ごすために使われる道具なのですから、そこに照明機能が付いているのは必然性があります。なくても済みますが、付いていればいたで、テント内で過ごす時間がより快適になるでしょう。

室内天井付近に電池ボックスとLEDが組み込まれている。
Big Agnesの2015年のテントには、mtnGLOと呼ばれるLED照明テクノロジーが組み込まれたモデルがいくつもラインナップしています。たとえば、日本発売もされるRattlesnake(ラトルスネイク) SL1 mtnGLOやRattlesnake SL2 mtnGLO。これらは山岳用軽量テントですが、室内の天井の縫い目の部分にLEDが埋め込まれています。設営・撤収のくりかえしに耐えるだけの丈夫さを持ち、またしなやかなのだそうです。電源は単4電池×3本かUSBのどちらでも対応可能とのことで、非常に現実的です。

Rattlesnake SL1 mtnGLOにフライをかぶせた状態。
ちょっと気になるのは、この照明装置を付けることで、どれくらいの重量増になっているか? ということです。mtnGLOの装置の重量は公開されていないので正確にはわかりませんが、米国で販売されている同社のテント Copper Spur UL2 と、それにmtnGLOが付いた Copper Spur UL2 mtnGLO というモデルとの公式重量の差を見ると、パックウェイトで2オンス(約57g)の違いがあります。仮に実際はもう少し重かったとしても、単4電池式のLEDランタン程度の重さ(電池含まず100g~200g)に留まっているのではないかと想像できます。

こちらは2人用のRattlesnake SL2 mtnGLO。

通常のテントに追加できるmtnGLOテントライトアクセサリーキット。
だったらランタンでいいじゃないかという意見は当然アリだと思います。どうしたってヘッドランプは持つんだから、それをランタン代わりに使えば十分。といった意見もあるでしょう。せっかくだからキャンドルランタンでという人もいるはずです。いずれの立場も理解できます。でも、たとえばパートナーや仲間とテントの中で団らんを持つなら、mtnGLOを選ぶのも悪くないオプションだと思います。
「非電化」テントにクリップで後付けできるmtnGLOテントライトアクセサリーキットという製品もラインナップされています。
- 製品名1
- ラトルスネイクSL1 mtnGLO
- 価格1
- ¥41,000(税別)
- 製品名2
- ラトルスネイクSL2 mtnGLO
- 価格2
- ¥47,000(税別)
- 製品名3
- mtnGLOテントライトアクセサリーキット
- 価格2
- ¥5,400(税別)
- メーカー
- Big Agnes
- 問い合わせ
- ケンコー社