
ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツ自転車に乗っている人の多くは、サドルバッグにいくつかの携帯工具を入れていることかと思います。しかし、
速さ・軽さを追求したロードバイクにサドルバッグを取り付けて、その中にあれやこれやと詰め込むのも、ちょっともったいないような気がしないでもありません。ボトルケージ台座に取り付けるミニポンプもまた、然り。
ライドに必須なツール類をもっとスマートに携行できたら――そんな思いに応えてくれるのが、TOPEAK(トピーク)の「NINJA(ニンジャ)」シリーズです。NINJAシリーズは、ふだんは自転車のハンドルやシートポストなどに潜むように収納される携帯ツール群。その第1弾として、チェーンツールの「NINJA C」が発表されました。
チェーンが切れるというトラブルは、ちゃんとメンテナンスしていればそうそう起こるものではありませんが、起きてしまったら走行不能に陥ります。また、ディレイラーハンガーが折れてしまったときに、応急処置でシングル化するにもチェーンカッターは必要になってきます。
このNINJA Cが自転車のどの部分に潜むのかというと、ハンドルバー。フラットハンドルはもちろん、ドロップハンドルでも「下ハン」部分の内径がφ16.5mm~φ20mmで、長さ70mmの直線部分が確保できれば収納することが可能です。
2本のツールで構成されており、片方はシマノHG(6~11速)、UG、IG、さらにはカンパニョーロ(~11速)のチェーンに対応するチェーンツール。そしてもう片方にチェーンフックと4mmのアーレンキーも備わっています。いざというとき、ハンドルバーから出現してライダーを助けてくれるというわけです。
昨年販売店向けに開催された展示会では、NINJAシリーズの製品として、シートポストに収納するミニポンプや、ボトルケージと一体化したケース内にミニツールが収まっているものも予告されていました。それらの発売も楽しみです。
- 製品名
- NINJA C
- メーカー
- TOPEAK
- 価格
- ¥3,700(税別)