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本当に必要なモノは? 少し小さくて少し便利な atelierBluebottle のサコッシュが問いかけること

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本当に必要なモノは? 少し小さくて少し便利な atelierBluebottle のサコッシュが問いかけること
atelierBluebottle

ツール・ド・フランスのような自転車ロードレースで補給のために使われる簡易的なショルダーバッグ「サコッシュ」が日本でハイキング用に使われ始めたのは2007年前後。それ以降、さまざまなサコッシュやフロントバッグが各メーカーから発売されました。実際、山でサコッシュを見かけることが増えてきていて、ここ2~3年ですっかり定着した感があります。

サコッシュはシンプルな作りと軽さはもちろんのこと、ザックを置いてもそのまま貴重品を身につけていられる、バッグの位置が高めにあることでザックと干渉せず歩行のジャマをしない、一般的に口が広く出し入れがしやすいなどなど、沢山のメリットがあります。手元に欲しい小物を入れておくと便利なので、ついつい携帯電話にカメラに地図にメモ帳にお財布に定期入れに家の鍵にマルチツールに行動食と水筒も……気がつくとパンパンに膨れ上がってしまっていませんか? 入れたものをガサゴソ探すなんてことも。軽くて便利なサコッシュの利点はどこへやら。もしかしたら少しぐらいモノが入らないサコッシュがあってもいいのかもしれません。

atelierBluebottle の Hiker’s SACHOCHE は少し小振りなサコッシュです。マチもなく、ファスナーで開閉するのであまり幅のあるものは入りません。これは入れるものをよく吟味しましょうよというメーカーからの提案です。ハイキング中に必要なもの、歩いていて荷物を降ろさずに使いたいもの。使うときは荷物を降ろしているかもしれないもの。全部持たなくても大休止のときに入れ替えできるかもしれない。もしかしたらいちども使っていないものがあるかもしれません。取捨選択。そんなことを考えさせてくれるサイズのサコッシュです。

※冒頭の写真のオレンジのものはHike+Likeの限定色。

atelierBluebottle_watching

背面には透明な地図ポケットが。素早く、雨に濡らすこともなく、地図が確認できる。

背面には透明な地図ポケットが。素早く、雨に濡らすこともなく、地図が確認できる。


もちろんただ小さめのサコッシュということではなく本体はダイニーマXグリッドとX-PACの2種類でどちらも撥水性に優れた軽くて強度のある生地で、アクアガードのファスナーとの組み合わせで雨に強い作りになっています。外側の3つのポケットはこれまた軽量で強度があるキューベンファイバーを使用。この斜めにカットされたポケットが atelierBluebottle の特徴です。背面側は透明PVCで中の地図が見えるようになっています。面倒な地図の出し入れをしなくて済みます。内部には地図と他のモノが干渉しないように、仕切りがあって地図ポケットになっています。濡れたものをサコッシュに入れたとき、地図が濡れて擦れると耐水の印刷でも落ちることがあるので、その対策になっているそうですよ。とにかく雨がキライだっていう作り手さんの気持ちが伝わってきます。

少しだけ小さくて、沢山は入らないけど、少しだけ便利なサコッシュ。
自分に必要なモノはなにか? 考えながら歩いてみる。
深くてシンプルなハイキングを目指す人にお勧めしたいと思います。

製品名
Hiker’s SACHOCHE
メーカー
atelierBluebottle
サイズ
縦175mm x 横240mm
重量
60g
価格
6,500円
購入
Hike+LikeatelierBluebottle

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