
フランスはニースを拠点とするサイクリングアパレル・ブランドCafe du Cycliste(カフェ・ドゥ・シクリスタ)。ハイパフォーマンスを志向していながら、クラシックなフレンチスタイルの粋(いき)のようなもの――なんと言えばいいんでしょう、上品さとヒネリ、諧謔の同居?――が感じられるところが、同ブランドの特徴と言えるでしょう。彼らの言葉を借りれば「テイラードテック(tailored tech)」。テクニカル面にフォーカスすると同時に、そこにはっきりとフレンチフレイバーを施すというアプローチを、彼らはそう呼んでいるそうです。
そんな、Cafe du Cyclisteの2014秋冬期のコレクションが発売になっています。ルックブックも公開されていますが、ヨーロッパの舗装道の最高地点ボネット峠でロケ撮影したものとのこと。
面白い新作がいくつかあったので、以下で見ていきましょう。
Heidiはメンズで昨シーズン登場して人気を得たウィンタージャケット。そのウィメンズ版がリリースされました。メンズは非常に洒落心が効いていてこれぞまさにテイラードテック!という感じでしたが、この特徴的なフロントのキルトパネルは女性的なシェイプにもすごくマッチしています。こんなシックなジャージで峠を攻める女性ライダー。かっこよすぎないですか。

ウィメンズモデルのHeidi。冒頭の写真もHeidiを着用している。

メンズのHeidiにはグレイに加えて新色ブルーが追加になった。
RégineはとくにRedが印象的なフルシームテーピングされた3レイヤーのウィンタージャケット。防水性・防風性を持たせつつ、透湿性や伸縮性もあって、ハードシェルなのにソフトシェルのように快適と謳っています。

3レイヤーのウィンタージャケットRégine。
ボディ部分に防風性のフロントパネルを組み合わせるデザインは彼らの得意技になりそうです。こちらもその組み合わせで出来ているウィンタージャージ Pierrette です。正面から吹き付ける冷たい風から身体を守りつつも、ジャージとしては軽量で通気性が保たれていているので、運動量の多い激しいライドに向いているようです。

Pierrette。晩秋や春先のライドにもよさそう。
彼らの定番メリノジャージであるYolandeは、新色pistachioとdeep burnt redでラインナップしています。

Yolandeの新色。印象的だが派手じゃない絶妙な色味。
ロードバイク用のパフォーマンスウェアが欲しいけど、いかにもロードレーサーっぽいのはちょっと、という話を耳にすることは相変わらず多いですが、そういう人にとっての選択肢はかなり広がってきたという印象も一方であります。Cafe du Cyclisteも有力候補だと思います。
上でご紹介した2014年秋冬コレクションのアイテムは、日本国内では2014年11月中旬の販売開始予定とのことです。
- メーカー
- Cafe du Cycliste
- 国内流通代理店
- SimWorks
- 日本発売予定
- 2014年11月中旬予定