
カナダはトロントを拠点とし、都市と辺境のどちらのライフスタイルにも対応するようにデザインされたメッセンジャーバッグやメッセンジャースタイルのバックパック、パニアバッグなどをハンドメイドで作っているブランドYNOT。そんな彼らが、4つのバッグをIndiegogoのキャンペーンに出しています。

Magnetica。ポケットが充実し、都市生活者の1日に必要なすべてが入りそう。
Indiegogoのようなクラウドファンディングにエントリーした理由はこれからもハンドメイド・イン・北米にこだわるため。素材調達や製造がコストの安い発展途上国へと流出するグローバルな流れに抵抗し、北米地域での素材調達とカナダ国内での製造によって良質な製品を作り続けるための手段として、資金を得ると同時にマーケティングにもなるクラウドファンディングを選んだのでしょう。
で、今回彼らがIndiegogoでプレオーダーを募っている作品は――。

Magneticaはストリートっぽくも――、

ビジネスコーディネートでも。
まず、Magnetica。メインコンパートメントのフラップを閉じるバックルがマグネット式なのが名前の由来でしょう。街で使うバックパックは頻繁に物を出し入れすることになるので、その開け閉めが簡単で快適なのは、道具として大きな意味があるでしょう。また、背面側にノートPC用の独立したスリーブが用意されていることも、すぐれて現代的なバックパックの資格を満たしています。

マグネットによるバックル。

背面側にノートPC用のスリーブを備える。
シェル素材は1000デニールのCORDURAファブリックまたはワックスドキャンバスが選べます。ライナーは400デニールのリップストップナイロンでウレタンコーティングされているので、耐候性もありそうです。
20~26Lで977g。荷物多めの通勤通学者に便利そうなバックパックです。

シンプルなneo。冒頭の2枚の写真もneo。
Neoはそれより少し小ぶりで、これも街で毎日活躍しそうなバックパック。Magneticaと同様にマグネット式のバックルを採用していますが、こちらは1本締め仕様。シェルとライナーの素材はMagneticaと共通です。通勤通学に必要な荷物を持ち運ぶのにちょうどいいサイズではないかと思います。
容量は16~19L。

Neoは1本締めで、フロントポケットがひとつ。
MagneticaもNeoもオーセンティックなメッセンジャースタイルのバックパックの血統のようにも見える一方で、実際に街やフィールドで使われて進化してきたらしい、現実的な機能性や洗練も感じられます。

小さなメッセンジャーバッグ Drift。
休日ならこれぐらい少ない荷物で自転車に乗りたいところ、と思わせるのが、とてもコンパクトなメッセンジャーバッグDrift。メインコンパートメントは一見かなり小さ目に見えて、実は缶ビール5本分、またはグロウラー瓶1本分に広がるとのこと。背面にはUロック用のホルスターが付いているのも、自転車乗りにはうれしい仕様でしょう。

背面にはUロックホルスターがある。
さらに最小限なのがField Pouch。ベルトに装着したり、同ブランドのMOLLEと呼ばれるアクセサリー連結システムに対応しているバックパックの側面に装着したりできる容量2Lのポーチ。これも背面にUロックホルスター付です。

ベルトに装着したり、バックパックにアドオンしたりするField Pouch。
今回 Indiegogo でキャンペーンされているもの以外にも、YNOTにはそそられるバッグはいくつもあります。今回のキャンペーンを機会に、もっと知名度が上がるような気がします。
- 製品名1
- Magnetica
- 価格1
- $167~+送料$15
- 製品名2
- Neo
- 価格2
- $110~+送料$15
- 製品名3
- Drift
- 価格3
- $65~+送料$15
- 製品名4
- Field Pouch
- 価格4
- $45~+送料$15
- メーカー
- YNOT
- 購入
- Indiegogo
※価格は原稿執筆時現在。