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「空中キャンプ」の道具が続々。新発売のツリーテント注目モデル3種

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「空中キャンプ」の道具が続々。新発売のツリーテント注目モデル3種
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木に吊るして設置するシェルターは、浮遊感あふれる寝心地、フロアを地面から離すことで湿気や虫などを避けられる居住性の高さ、そして何より秘密基地のようなルックスが遊び心をくすぐる、魅力的なキャンピングギアです。

geared でも過去にさまざまなハンモックやツリーテントを取り上げてきました。そして、ここ最近もユニークな仕組をもつ新商品が発売されています。今回はその中でも、形状や思想がそれぞれまったく異なる、ひときわ目立つ3種をよりすぐってご紹介いたします。

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Sky Nest(snow peak)

まずご紹介したいのは、昨年末に snow peak から発売された Sky Nest です。フロアと屋根を組み合わせたハンモックシェルター的な発想の道具とは異なり、テントそのものを吊るしてしまう大胆な設計がまず目を引きます。

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設営方法もユニークです。一般的なハンモックなどは本体と木を直接ストラップで結んで固定しますが、Sky Nest はあらかじめ2本の木に専用のテープを渡してテンションをかけ、そこに本体を吊るします。この構造によって荷重をテープ全体に分散させ、強度と安定感を高めているそうです。

ゆとりたっぷりのテント室内

ゆとりたっぷりのテント室内

フロア部分は220cm×130cmのゆったりサイズ。側面を大きく開放できるので、自然との一体感も通気性よのさも折り紙つきです。結露対策のインナーテントも付属しているため、さまざまな天候に対応できるでしょう。重量は13kgなので、車で行けるキャンプ場で使用するのが現実的でしょう。

製品名
Sky Nest
ブランド
snow peak
重量
13kg
価格
¥158,000(税別)
購入
snow speak オンラインストア ほか

Tentsile Flite

FLITE(TENTSILE)

続いてグッと軽いものを。未来的なデザインのツリーテントを専門的に展開する新鋭メーカー TENTSILE が、待望の最新モデル FLITE を発売します。TENTSILE のテントは、底面の三点を木に結んで本体を固定し、さらに屋根をフレームで支持する、独自の構造が最大の特長です。本体を二点で支える一般的なハンモックよりも底部への荷重を分散させられるためか、まるで重力から解放されているかのように軽やかなフォルムが目を引きます。

Tentsile Flite Pic

とはいえ、これまで同社のラインナップでは総重量7〜9kgのものが主流でした。軽量化が進んでウルトラライトスタイルのハイキングでも用いられるようになった他社のハンモックと比べると、担いで歩くにはちょっと骨が折れる重さです。しかし、今冬に新発売された小型モデルの FLITE では、設営に必要なラチェットストラップなどを含めての総重量を、約3.3kgにまで抑えることに成功しています。

FLITE は一人での使用を想定されたものですが、耐荷重は最大200kgと比較的余裕があるので、大人2人と荷物を収容できるとのこと。2.2kgの本体と1.1kgのストラップをパーティ内でうまいこと分けて運んで使うのもよいでしょう。ちなみに、軽量ハンモックシェルターの代表格である Hennesy Hammock のラインナップでも、大人2人が入れる耐荷重160kgの大型モデルとなると、その重量は1.8kgほど。荷重面でのアドバンテージをふまえれば、先達にも十分に肉迫したスペックだと言えそうです。

製品名
FLITE
ブランド
TENTSILE
重量
2.2 kg(+専用ストラップ1.1kg)
価格
¥98,000(税別)
購入
TENTSILE JAPAN ほか

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TreePod

最後に取り上げるのは、Kickstarter 発で今春に発売される変わり種、TreePod です。ポップな見た目からもうかがえるとおり、もともとは子ども用の遊具としてデザインされたもの。しかし、アメリカ最大手のアウトドアメディアである Outside が2016年冬に開催されたORショーの要注目ギアに選ぶなど、多方面から注目を集めています。

設営方法は極めてシンプルで、本体にフレームを入れて上部を木から吊るし、揺れを軽減するために下部と地面をロープでつないで軽くペグダウンするだけ。メーカー側が「ハンマーもクギも必要ない(There’s no need for a hammer or nails)」と強調するように、設置用の道具やツリーストラップを結ぶ技術がなくても手軽に設置できるのは、なかなかの魅力です。

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子ども用というだけあって、フロア部分は直径約150cmのコンパクトなつくり。大人が寝そべるには体を曲げる必要があるでしょう。本体の重量は約5.4kg。最大耐荷重も約180kgなので、子どものお泊り会にはピッタリですし、カップルで座ってくつろぐにも問題なさそう。裏庭のようなおだやかな場所で使うことを想定しているそうなので、どれほどハードな環境で使えるのかは未知数です。より本格的なアウトドア仕様の TreePod の登場にも期待してしまいます。

製品名
TreePod
ブランド
TreePod
重量
5.4kg
価格
$285
購入
Canaima Outdoors(海外サイト)

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