
finetrack がついにテントを出します。素材は?重さは?と、登山愛好家の間で注目を集めていた、そのカミナドームの全貌が明らかになりました。

カミナドームは軽量で快適な居住空間と耐久性を両立した4シーズンテント
finetrack はメイドインジャパンにこだわり、日本の繊維技術を生かした独自素材で革新的な山岳ウェア/ギアをリリースしているメーカー。カミナドームでも最軽量クラスのテントを実現するために、わずか7デニールという極薄の高強力ナイロンを使ったオリジナル生地をインナーに採用しています。
この極薄な生地で十分な強度を保つために、まるで骨格のように張り巡らせているのが finetrack のツエルトシリーズでも使われているダイニーマテープ。

ダイニーマは有機繊維としては最高レベルの強度を持ち、クライミング用のスリング、防弾チョッキなどにも使われる素材
このダイニーマを平らなテープ状に加工するのは finetrack がツエルトの開発で生み出した独自の技術。極薄の生地の強度を保ちながらテープを縫い付けるには繊細な縫製技術も必要で、まさに finetrack がこれまでの培ってきた結晶として、満を持して登場したテントと言えます。
重量はクロスポールの自立タイプでダブルウォール仕様の4シーズンテントとしては軽量で、一人用の カミナドーム1 がインナー、アウター、ポールの最小重量で1,120g。ガイライン、ペグ8本、収納袋を含めた総重量で1270g。二人用の カミナドーム2 では、最小重量1280g、総重量1430gとなっています。
その軽さについ目が行ってしまいますが、ただ軽いだけでありません。「創り手が遊び手」というコンセプトで、つねにユーザー目線に立った意欲的なモノづくりを実践する finetrack ならではの細部へのこだわりが見て取れます。
例えば、あえて重量が増しても凍結に強いジッパーや、荒天時の出入りが楽なダブルスライダーを採用するなど、軽量化だけにこだわらず、使い勝手を考慮。
また、一本のポールに弾性の違う異径ポールを組み合わせることで、台形に近い広い室内空間を実現、長辺に前室をとるなど居住性も犠牲にしていません。使えば使うほどその良さが分かってくるような相棒となりそうなテントと言えそうです。
カミナドーム は3月に発売、2016年秋冬には スノーフライ も発売の予定です。
- 製品名1
- カミナドーム2
- 価格1
- 55,000円(税別)
- 製品名2
- カミナドーム2
- 価格2
- 62,000円(税別)
- メーカー
- finetrack