
アウトドア用のソーラーパネルはいろいろなものが出ていますが、これらをどんな用途で使うかを考えると、結局のところスマートフォンの充電。これに尽きるのではないでしょうか。
アウトドアで必要な電気機器というと、GPS、カメラ、携帯電話。まずこの3つが挙げられますが、スマホ1台でこれらすべてがカバーできますから。
※編集部注: 本稿は土屋智哉さんの談話をもとに、編集部が文章化しています。
そこまで用途が限られているのであれば、ソーラーパネルもミニマルなものでいい。そう考えた時に最適なモデルが、Bushnell が新たに発売する ソーラーラップミニ です。コンパクトに丸めて持ち運びできるし、重量は100gを切っています。ものすごく軽い。加えて重要なのは、バッテリーを内蔵していること。これ自体が充電池なのです。
スマートフォンの充電は、電圧が安定していないと難しいようです。USBポート付のソーラーパネルとスマホを直に繋いでも、うまく充電できない場合がある。充電池などを介する必要が出てきてしまうわけですね。
でもソーラーラップミニは充電池でもあるので、スマホを直に繋いで充電することができるのです。
ソーラーラップミニのバッテリーをフル充電するのに必要な時間は、コンセントを使うと約4時間。これでスマホ1台分くらいが蓄電できます。
一方で、太陽光だけでフル充電するには10時間程度かかってしまいます。これはもう仕方ないですよね。コンパクトにするためにパネルをとても小さくしていますから。
だからこのアイテムは、外部バッテリーにソーラー充電による補充機能が付いているものとして捉えると良いと思うのです。ソーラー充電はむしろおまけとして考えて、小さくて軽い充電池として使う。ちょっと使ったら、ちょっとソーラーで補充する。太陽光でのフル充電は考えずに、そうやって継ぎ足し継ぎ足しで使っていく。
スマホを直接繋ぐことができる反面、USBポートのあるものしか充電できないというデメリットはあります。でもスマホのことだけを考えるなら、これで十分でしょう。外部バッテリー、かつソーラーでちょっとづつおかわりができる――そう捉えることで使う面白味が出てくるアイテムだと思います。
- 製品名
- ソーラーラップミニ
- メーカー
- Bushnell Outdoor Products
- 価格
- ¥13,000
- 重量
- 88g
- 発売日
- 2013年12月予定
- 問い合わせ
- ブッシュネルサポートセンター(株式会社阪神交易)