
普通のSUP(スタンドアップパドルボード)が手漕ぎのカヤックだとすれば、このSipaboardはまるでクルーザーのようなSUP。

開発したのは、スロベニアの企業Sipaboards
このSUPは、SipaDriveと名付けられた充電式の推進器を搭載していて、必死にパドルを漕がなくても最高で3.5ノット(時速約6.5km/h)でクルージングが可能。

ボードの真ん中に埋め込まれているのが、推進器のSipaDrive
秀逸なのは、推進器の構造です。スクリューは、プラスチックのハウジングでボード本体に隠れているので一見すると普通のSUP。スクリューがむき出しになっていないので、魚や植物など水中の生物に優しいだけでなく、岩にぶつけて壊したり、怪我をしたりする心配もありません。充電式で速度2ノット(時速3.7km/h)なら2~3時間は使用可能ですが、仮に充電がなくなって、手漕ぎですすむ場合にも、スクリューが水の抵抗になりません。
さらに駆動音も小さいので、海の上のくつろぎタイムを邪魔することもありません。
操作は、パドルに組み込まれたリモコンで行います。パドルを水中に落とすと、自動的にモーターが止まる仕組みも。
さらに、インフレータブル(空気膨張式)なので、収納はコンパクト。

ボード、推進器、パドルを合わせて重さは14.35kg
普通、インフレータブルのSUPは膨らますためにポンプを用意する必要がありますが、このSUPは推進器のSipaDriveがポンプの役目も果たします。SipaDriveとボードの空気弁をつないで、5分ほど放っておけば自動で膨張。
ポンプで膨らますハードワークからも解放されるので、海の上だけでなく、陸上でも優雅に楽しめるSUPと言えそうです。
Kickstarterにて5月15日までプレッジを募集中。日本からのプレッジにも対応しています。
- 製品名
- SipaBoards
- メーカー
- SipaBoards
- 価格
- $1,390~(日本への送料含む・2015年4月20日現在)