
レーサーパンツでロングライドに出かけた日、お昼に美味しそうなお蕎麦屋さんを見つけたけど、自分のいでたちに気づいて遠慮したことがある人なら、このウェアの存在理由はリアルに理解できるはず。
ElevenPineは、パフォーマンスウェアの機能性や快適さを持ちながら、アクティビティのあとにカフェに立ち寄っても違和感がなく、リラックスして過ごせるウェアというコンセプトを持った、米国コロラド州ボルダーを拠点とする新しいブランド。

サイドのジッパーを締めた状態。足にフィットするタイトなフォルムだ。
すごくわかりやすいのは NSTと呼ばれるフィット機能。要は運動中は身体にぴったりフィットさせておき、運動が終わったら、簡単にそれを緩めてリラックスフィットに変えられる機能。ジップとベルクロでフィットを調整できるようになっているのです。
もちろんデザインも重要で、見るからにレーサーパンツではやはりTPOが気になりますが、これくらいカジュアルショーツっぽければかなり行動範囲が広がるでしょう。

Crankitup Short。冒頭の写真と同じ製品だが、これはサイドのジッパーを開いた状態。
一方で、「37.5」というテクノロジーを用いた生地を採用。これは体温によって活性が上がる活性粒子を付着させた繊維の働きで、高い吸湿速乾性を発揮するというものだそうです。

Kickitup Skirt。女性ランナーにもよさそう。色はブラックもあり。
ElevenPineの現在のラインナップは、ロードバイクでのロングライドを想定しているように見えますが、彼らのターゲットはおそらくもっと幅広いはず。テクノロジーとデザインで、パフォーマンスウェアとカジュアルウェアとの橋渡しを目論んでいるように思われます。なのでパッド(シャモア)はパンツではなくライナーに持たせていて、このライナーも別売りされているので、手持ちの短パンと組み合わせるなんてことこともできるでしょう。
現在のラインナップも決して自転車専用というわけではなく、特にウィメンズのスカートはランナーにもアピールしそうに思えます。
ElevenPineの製品は、間もなくオンラインで販売が始まるそうです。
※日本への発送に対応しているかは原稿執筆時点では不明です。
- 製品名1
- Uprising Short
- 製品名2
- Crankitup Short
- 製品名3
- Kickitup Skirt
- メーカー
- ElevenPine