
KICKSTARTER に代表されるクラウドファンディングサイトのアイテムから、geared 編集部がちょっと気になったものをサクッとまとめて紹介します。今回はありそうでなかった垂直式のレコードプレイヤーなどなど。
Floating Record:縦型ターンテーブル
ベルトドライブ式の台に音盤を垂直にたてかけて針を落とすと、さながら観覧車のように回転してレコードを再生するプレイヤー。従来のターンテーブルを設置するには少なくとも盤面と同じぐらいの面積が必要でしたが、レコードを縦にしてかけられるこのプレイヤーは比較的に幅をとらずに置けます。盤にホコリが落にくく、レーベルの視認性が高いものうれしい。アンプとスピーカーも内蔵され、これ一台でレコードを楽しめるので、エントリー・モデルとしてもうってつけかもしれません。
参考価格 $349〜
■KICKSTARTER:Floating Record Vertical Turntable
LightFreq Square2:内線にもなる多機能照明スピーカー
つい最近 SONY がLED電球スピーカーを発売して注目を集めましたが、こちらはより多機能な同系統の商品です。この LightFreq Square2 は、照明の色あいをスマートフォンからの操作で様々に変化させられるほか、高音質再生が可能なスピーカーに加えてマイクも搭載。Bluetooth で接続したスマートフォンから電球に向けて通話を発信すると、自動的に電球側の機能がスピーカーからマイクに切り替わり、電球を設置した部屋にいる人と会話ができるとのこと。家庭内コミュニケーションの風景をちょっと変える可能性すら感じます。
参考価格 2個セットで $175〜
■INDIEGOGO:LightFreq Square2: Smart lightbulb & HD speaker
Deus Ex Aria:指先の動作でスマートウォッチを操作
スマートウォッチのバンドにとりつけるだけで、キネクトのように時計を装着した手の指先の動きで本体を操作可能にするデバイス。本体画面をタッチしてデバイスを操作する時代は、意外と早く終るのかも……。さらに、スマートウォッチを経由して、連動させたスマートフォンや GoPro などの外部デバイスも指先の動きで制御できます。もし先に紹介した LightFreq Square2 とも組み合わせられたら、自宅内での電気のオンオフから音楽再生や会話まで指作の動きで制御できて、なんだかすごそうです。現段階では Pebble Time 版と Android 版のみファンディング中。
参考価格 $69〜(Pebble Time) $129〜(Android)
■KICKSTARTER:Deus Ex Aria:The Evolution Of SmartWatch Control
3DSimo Mini:ハイテクとローテクが混在する3Dものづくりペン
最先端のテクノロジーと昔ながらの機能が混在したペン型デバイス。メインの機能である3Dペンは、空中に樹脂などでできた立体的な線をひいて、様々な物体を構築できるというもの。3Dペンの開発は近年相次いでいますが、このデバイスの魅力は、他にもはんだごて・スチロール用の糸鋸・木材に焼き目を付けられる焼きごてと、その他のものづくりに必要な機能を兼ねているところ。新しい3D技術を旧来の他ジャンルと結びつけています。
参考価格 $129〜
■KICKSTARTER:3DSimo Mini – The ultimate creator’s tool
Micro Drone 3.0:撮影もできる小型ドローン
毎週のように新商品のクラウドファンディングが出てくるドローン界。もはや大きさの比較は困難で、いったいどのモデルが「世界最小」なのかはよく分かりません。しかし、多くの小型機が飛行の操作それ自体を楽しむオモチャのようなものとして開発されているのに対し、この Micro Drone シリーズはHD撮影ができるカメラがしっかり搭載されているのが魅力的です。今回のアップデートではさらなる軽量化がほどこされ、デザインがより洗練されたほか、カメラの性能も720×1280HD(300FPS)にまで向上。ヘッドマウント・ディスプレイと連動して一人称視点でドローンを操作できる機能も追加されています。
参考価格 $275〜
■INDIEGOGO:MicroDrone 3.0:Flight in the Palm of Your Hand
Mikme:高音質の録音ができる小型ワイヤレスマイク
ボタンひとつの簡単な操作で、最長7時間の録音ができる小型ワイヤレスマイク。スマートフォンと連動したモニタリング機能がついていたりと、以前ご紹介した Instamic と基本的な発想は同じですが、「マイク版 GoPro」をうたう Instamic が動作の激しい環境での使用を想定して小型化と耐衝撃性を重視していたのに対し、Mikeme は会話や音楽の録音に特化して音質を高めたモデル。リニアPCMレコーダー並の最大96kHzのサンプリング周波数で録音が可能です。
参考価格 $299〜